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2013年7月27日 (土)

夏の空とチェブラーシカと

7月最後の土曜。前日の天気予報では主に曇り・雨…と出ていたので、久し振りにお出かけしよう!と張り切っておりました。
雨ならお出かけ♪なんて、おかしいかしら。だってとにかく、日差しが苦手なんですもの^^;肌が弱いので、夏場は要注意。

ところが朝、空を見上げたら晴れているではありませんか…; 何てこと。
でもきっと、これから曇ってくるに違いない!と信じて、取り敢えず外出することに。

向かったのは、六本木一丁目。まずは泉屋博古館分館にて開催中の「テーマにみる近代日本画~その豊かな世界~」へ。
もう何回訪れたか分からない美術館。展示室は二部屋。今回は人物画の部屋と、風景画・静物画の部屋に分かれていました。風景画と山水画、花鳥画と静物画等の対比から柔軟な視点の試みを…という趣向でしたが、私にはその趣旨はちょっとぴんとこなかったです^^; 同じテーマで描かれた水墨画と着彩画、というのは分かりやすい対比でしたが。
嬉しかったのは、原田西湖の「乾坤再明」が展示されていたこと。天鈿女命が舞を舞い、天照大御神が岩戸をそっと開いた瞬間の絵です。初めて見たのはいつだったか…とても印象に残っていて、再会したいと思っていました。柔和な面差しや色彩が、きれい。
上島鳳山の「十二月美人」も十二か月分すべて並んでいて、圧巻でした。顔や手の輪郭は淡い一方で、着物の線はくっきりと描かれていて、細やかな柄も見事で。一歩離れて見た時の調和がため息もの。それにしても皆様実に、美人揃いですこと。
展示作品は決して多くはないけれど(初めて来たときは、三つめの展示室を本気で探してしまった…)、じっくり鑑賞したくなる作品が多くて。二つの部屋を行ったり来たりしている間に、一時間以上が経過していました。

泉屋博古館に来たら、大体いつも大倉集古館に寄ります。
「伝わる技 伝える技 Ancient Skills, Treasures of the Future. 第4回 新作日本刀 研磨 外装 刀職技術展覧会」を開催中でした。正直、刀のことはさっぱり分からないのでパスしようかなとも思ったのですが(博古館から数分とはいえ、外を歩くのは辛い…)、まあ、折角なので。建物だけでも、見甲斐があります。外も、中も。常設展示として国宝や重要文化財が鎮座してるし。
刀は作るにも、磨くにも、装飾を施すにも、それぞれに伝統の技を要するのですね。入賞者はその技を引き継いだ方々、さらに次の世代へ引き継いでいくのは実に大変なことなのだろうと思います。

六本木一丁目を離れる頃になっても、太陽は隠れる気配すらなく。
もう少し陰って欲しいなあ…と祈りつつ、次の目的地へ。目指すは八王子市夢美術館「チェブラーシカとロシア・アニメーションの作家たち」。チェブラーシカ、可愛いですよね。

でも美術館へ向かう前に、腹ごしらえ。
八王子へ着いたらなんと、祈り通じて曇り空! 雨の気配すら感じられるどんよりした空にほっとして、以前から行きたかったマクロビオティックのカフェでお昼をいただくこととにしました。

さくら亭にて、本日のランチ。HPには徒歩20分とありましたが、そんなにかからなかったかな。
Photo
サッパリとした麺が、美味しかったです。夏野菜の彩りも美しくて。自然な甘さのカボチャのスープも、紅ショウガのおにぎりも、丁寧に作られた味わいでした。
そう、夏でも玄米ご飯、食べなきゃね…。
デザートにはトウモロコシとさつま芋のオレンジ煮(グレープフルーツ?)もついて、お腹いっぱい。ご馳走さまでした!
地元の方々に親しまれ、頼りにされているお店なのだろうなと思います。お店の方々も、素敵で。
うちの近所にもこういうお店があったら、通ってしまう。

さて、お腹も心も満たされましたが。ご飯を食べ始めた頃からなぜか、再び空が晴れてきてしまったのでした…。
行きはよいよい、帰りは何とやら。
近くにバス停もあるみたいだけれど、本数が少なくてタイミングが合わず。バス停に屋根があるとは期待できず。駅に戻るには、歩くしかないわけで。
帽子を目深に被り、日傘をしっかり差して、仕方なく歩き始めたのですが。午後三時、まだ影も短い時間。日差しに負けました。。

吸い寄せられたのは、珈琲専門店。
Photo_2
北澤珈琲店にて、フレンチブレンドを。表に看板はなく、お値段も分からないままこういうお店に入ったのは初めてです^^; 常連さんに愛されているお店なんだろうなと思います。
カップはWEDGWOODのBone china。素敵。丁寧に入れて下さった珈琲も、美味しい。
一時間ほど、本を読みながらくつろぎました。


影も伸びてきたので、気を取り直して駅へ戻り、そこからバスに乗って本来の目的地へ。
入口では、チェブラーシカがお出迎え♪
Photo_3
可愛いー♡
可愛いけれど、どこか哀愁のある表情。なぜでしょう、見ているだけで切なくなります。お猿さんみたい、だけれどそれほど器用ではなく。クマさんみたい、だ
けれど強さも獰猛さも微塵もなく。小さく、か弱く、守ってあげたくなる存在(でも案外、したたかなんですよね)。

展示会は、まずチェブラーシカの誕生と絵本、次にアニメーション化による変遷、新作劇場版のこと、そしてその他のロシア・アニメーション、という構成でした。

流行の「ビブリア古書堂の事件簿」にも、チェブラーシカが登場しますが、その”たぬき”みたいなチェブラーシカの絵本も、展示されていました。
うん、ほんと、たぬきだー(笑)
今ではチェブラーシカの姿は定着していて他は考えられませんが、純粋に物語からイメージを膨らませたら、どうなるでしょうね。

アニメーション化に関わった人々のインタビュービデオなどもあって、なかなか興味深かったです。チェブラーシカは、男の子なのね。
大きなコートを着た女の子が、コートが大きすぎてばったり転んだところからチェブラーシカを思いついた…という原作者の話も面白かったな。ばったり倒れ屋さん!

2010年公開の新劇場版で使用されたお人形の展示もありました。観に行けば良かったな。行きたいなーと思いつつ、逃したんですよねえ。。
他のロシア・アニメーションも、魅力的で。「雪の女王」はDVD持ってます。エスキースの展示があって、感激! その抜粋版や短編アニメが繰り返し上映されているコーナーには、ついつい長居しました。「おかしなおじいさん」の映像、素敵だったなあ。
5時前には入館したはずなのに、結局閉館ぎりぎりの時間まで居座ってしまいました。そろそろ帰るかー、と出口に向かったところで収蔵品展があるのに気付いて、慌ててひと巡り^^; まあ、チェブラーシカを存分に楽しんだので、満足です。図録も買いましたとも。

帰り道。どこかで花火の音がしていました。
駅に着く頃には、ぱらぱらと雨が。やがてどしゃ降りに。今更降らなくて、いいのよ…。

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