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2014年2月23日 (日)

ぐるっとパス2013其ノ参・12月末~2月

今年度3冊目のぐるっとパス。さすがにこれでラストかしら。
面白そうな企画展がぱらぱらと登場するものだから、ついでにアレもコレもと思えばパス使った方がお得かな、となり。買ってしまえばさらに、行きたいところが出てくるわけで。
今ではある程度セーブしますが、初めてぐるっとパスを買った時はもう、とことん使い尽くしたものです。。

○オペラシティアートギャラリー 「五線譜に描いた夢 ─ 日本近代音楽の150年」
以前は入場券がついていたのでパスを買うたびに行っていたのだけれど、いつからか割引券のみになり、足が遠のき。久し振りの訪問でした。これは絶対見ようと思いつつ、行ったのは最終日;
幕末から現代に至るまでの日本の音楽の歴史が、4つの期間に分けて展示されていました。
黒船とともに五線譜が日本に入って来て、150年。たった150年なのか、と愕然としてしまいます。今ではすっかり定着していて、自身も五線譜と音楽を切り離して考えることができないくらいなのに。
展示そのものも興味深かったのだけれど、それぞれの部屋でビデオ上映があったり、当時の音源を視聴できるコーナーがあったりして、ついつい聴き入ってしまいました。とりわけ、久野久の月光ソナタ3楽章を聴けたことに感動。録音、残っているのね。それから、シュメーの春の海も。ヴァイオリンと箏という編曲があることは知っていたけれど、聴いたことはなくて。なんて美しいんだ…。
気付けば4時間超、館内にいました; 疲れた。。

○ニューオータニ美術館「 ロマンティックバレエの世界 妖精になったバレリーナ」
バレエ、子供のころ憧れませんでしたか。軽やかなステップ、可憐なポーズ、そして何といっても、ふんわり可愛いチュチュ!
そんな妖精のようなバレリーナたちを拝めるのならば是非とも、と思っていたのだけれど、機会を逃し続け。これまた最終日にようやく、行ってきました。きれいな版画に、衣装の展示もあって、眼福。また図録買ってしまった…。

○ミュゼ浜口陽三ヤマサコレクション 「毛糸と、小鳥」浜口陽三・南桂子銅版画二人展
前期に行ったのだけれど、結局後期も行ってしまいました。絵はかなり、入れ替わっていたと思います。やっぱり好きだなあ、彼女の版画。

○中川船番所資料館
訪問は2回目。ここも随分、久し振り。中川番所の再現が楽しいです。空の色が変わったり雷が鳴ったり、演出も凝ってます。以前は人の声も聞こえたような気がしたのだけれど、勘違いかな…。
ちなみに、実際の番所跡は資料館の裏手にありました。看板が立っていたくらいでしたが。

最寄り駅の前には、龍が。
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色々と謎ですが、かっこいいです。


○深川江戸資料館
なかなか本格的な街並み再現。楽しい!
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鐘の音も鳴り響き、気分はすっかりお江戸です。
年末に行ったので、街並みはお正月の準備中。しめ縄や門松が飾られ、部屋にはお雑煮も用意されていました。凝ってますね。
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屋根の上の猫さんも、時々ニャーオと鳴いて頭と尻尾を動かすという凝りよう。

何て素敵な裏通り。
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もちろん、そわそわしながら通り抜けました。子供だな…(笑)。

このところ時代小説の類を読むようになっただけに、なんだかとっても、心を揺さぶられました。彼らはこういうところで暮らしていたんだな…と。

○新宿歴史博物館 
訪問は2回目で、結構久し振り。どうしてもっとまめに通わなかったんだろう、と後悔するくらい面白い。
常設展は縄文から現在までの新宿の歴史。基本的に撮影は不可ですが、可能なスポットも四箇所ほどあります。内藤新宿の模型に、胸が躍る…!
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企画展は林芙美子。生誕から晩年まで順を追った展示、分かりやすかったです。
そういえば放浪記、ちゃんと読んだことないのです。随所で引用されているのは目にしても。そろそろ読まなくちゃ。と、かつて林芙美子記念館に行った時も考えたような、気がします…

○パナソニック汐留ミュージアム「メイド・イン・ジャパン南部鉄器」
南部鉄器の歴史と、モダンに変容しつつある南部鉄器の今。

以前、素敵な鉄瓶で紅茶をいただいたことがあるのです。
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那須塩原のお洒落カフェ、ロイムさんにて。
白、ピンク、水色と色も可愛い鉄瓶は、買えないこともないお値段で、欲しいなぁと思わないでもないのだけれど、使いこなせるか不安で、手が出せません…。
展示を見て、ますます欲しくなっちゃった。

ちなみに今、壬生義士伝を読んでいます。南部盛岡、行ってみたいな。


○松岡美術館「松岡コレクション 理想郷」
理想郷、桃源郷、ユートピア。固定的なイメージがあるようでいて、地域により、人により、思い描く世界は様々。
折しもギャラリートークが始まる少し前に到着したので、せっかくだからと聞いてきました。トークの対象となる部屋は毎度変わるようですが、今回は2階の第4展示室(古代中国の器と絵)でした。
恥ずかしながら、青銅器は作られた当時は金色だったということに今更気づかされました(いや、昔習った…?)。青銅色のイメージしかないけれど、酸化されるまでに時を経ているのですよね。銅の割合が多ければ十円硬貨のような色、錫の割合が多ければ白銀に近い色だったそうです。
ここのギャラリートークは初めてだったけど、次は狙って聴きに行きたい。楽しかった!

○ブリジストン美術館 コレクション展「画家の目、彫刻家の手」
昔パリの画廊で「モネ・ロダン展」という、絵画と彫刻の展示があったそうです。この美術館ではいつもエントランスで彫刻が出迎えてくれますが、今回は特に、絵画と彫刻をあわせて鑑賞することに着目した内容。
お馴染みの絵も、テーマが変わると趣が変わる、かもしれない。
ポンポンという人の家鴨のブロンズ像が、今にもぽてぽて歩き出しそうで、愛らしかったです。初めて会った気がする。

○下町風俗資料館「女性たちの装いと暮らし 明治から昭和へ
ずうっと前に一度行った切りでした。久し振りの訪問。
大正時代の長屋の再現といい多岐にわたる資料の数々といい、小さい資料館ながら見どころは結構あります。そういえば初めて来た時、昔のおもちゃで遊んだな…。
今回印象に残ったのは、今戸人形でした。先日今戸神社に行ったのですが、そこに「今戸焼の発祥の地」という碑があって、どんな焼き物なのだろうと思っていたのです。生活用品の他、カラフルで可愛らしいお人形も作っていたのですね。

○大江戸博物館
お江戸に浸りたいなら、ここも外せないでしょう。常設展には、もう5,6回は来たかなぁ。
広い館内には、見どころがあり過ぎて。今回はお江戸が目的だったので、見る場所を絞りました。解説も、いつもなら逐一読まねば気が済まない性分だけれど、ある程度読み流し。じゃないと、日が暮れる…。

模型は何度見てもときめく。松の大廊下。忠臣蔵ーー!1392519478205.jpg
多分過去の写真データを探したら、同じスポットで撮影してると思う(笑)

○戸栗美術館「鍋島焼と図案帳展」
文化村の裏にあり、渋谷駅からは歩いて15分ほど。
訪問は2回目で、前回は古九谷焼が中心だったかと。焼きものには造詣がないので、この手の展示はさらりと見て終わってしまうことも多いのだけれど、今回は解説や鑑賞のポイントが分かりやすく、じっくり楽しんでしまいました。将軍への献上品として生まれた鍋島焼の、歴史の流れの中における変遷、大変興味深かったです。

1階の焼きもの展示室では「日和崎三郎後期鍋島コレクション展」も開催中。ご挨拶の中に、「将軍の食器で食事をしたい」と思ってそのような器を集めたけれど、戸栗館長に止められて食事はしておりません…というエピソードがあり、つい笑ってしまいました。将軍の食器で食事!素敵! コレクションは専ら鑑賞用なのでしょうけれど、食器はそもそも生活用品ですものね。

思いの外夢中になってしまってすっかり喉が渇き、途中、ロビーでコーヒーを。セルフで百円也。ありがたや。
今回の展示の解説資料が50円で販売されていて、嬉しかったです。多少メモも取ったけれど書き切れるものではないし。図録となると、重いし高いし。こういうサービス、他の美術館でもあったらいいのにな。鑑賞した後は、しばらく浸りたいものだから。

○文化学園服飾博物館「ヨーロピアンモード」
雪の日に行ってきました…。別記事に少し。

○三井記念美術館「三井家のおひなさま」
この時期恒例の企画展ながら、私は初めて行きました。お雛様の姿形は色々あれど、いずれもお人形としての愛らしさを備えていて、つい、見惚れます。
箪笥や長持等のお雛道具も、すごく可愛い。ドールハウスも精巧な家具やお皿にときめいてしまうものですが、ミニチュアに惹かれる心って、共通してあると思う。
お雛様以外のお人形の展示もあり。大名行列の御所人形が、圧巻でした。総勢、58体!

同じ日に、日本橋三越の「ホキ美術館所蔵 森本草介展」にも行きました。まるで写真のようだけれど、写真では表現できない、理想の美。堪能しました。

ホキ美術館にも、行ったことがあります。写実絵画ばかりを集めた、ちょっと他にはない美術館。建物そのものも素敵で、思い出深いです。
Photo
見どころがあり過ぎで、時間がかかってしまって、レストランでお食事をする余裕がなかったのが心残り。今度行く機会があったらきっと…!

○アクセサリーミュージアム「アンティークストッキングの世界」
○五島美術館「茶道具取合わせ展」

別記事に。

○大倉集古館「大倉コレクションの精華Ⅲ -工芸品物語 美と技が語るもの-」
器や香道具、刀剣、能装束などなど、多岐にわたるコレクションから少しずつ逸品を紹介する展示。
昆虫や魚の形をした自在置物が、面白かったです。関節が動くのだとか。動かしてみたい。
鍋島焼も一点。先日戸栗美術館で散々見たから、特徴を覚えていて。分かることが、ちょっと嬉しい。
尾形光琳画、乾山作の六角皿にも、ほほう…と思いました。実の兄弟だということを、五島美術館で知ったのです。共作は結構多いけれど、六角皿は珍しいのだとか。

ちなみに同じ日に永青文庫にも行き、「黒漆阿古陀型三十二間筋兜」という兜を見たのですが。
大倉集古館にも阿古陀型の香炉があって、阿古陀瓜=カボチャのことだと知ったばかりだったので、これまたほほう…と思ったのでした。
見聞きしたものがこうして繋がっていくから、楽しい。

様々な美術館をめぐって、覚えたことがそのまま身についてくなら、もっと気付きは多いのでしょうが。生憎と、物覚えの良い方ではありません。でも、忘れても良いのです。そういえばなんか聞いたことあるな…と、いつか思い出す程度で。
思い出すことがなくとも、それはそれで良いのです。今、楽しければ。

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